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カレンダーPlus by 風柳亭

2009.11.07

久し振りの光瀬龍 ~寛永無明剣~

文庫: 368ページ
出版社: 角川春樹事務所 (2000/10)
ISBN-10: 4894567865
ISBN-13: 978-4894567863
発売日: 2000/10
歴史小説と間違うほどの緻密な作りと最終部分のたたみかけがすごくて一気に読んでしまいました。
ストーリーは徳川家光が将軍となってまだ日が浅い時期に徳川転覆をはかる旧豊臣臣下の浪人が江戸に潜伏しているのを主人公の六波羅身たすくと同僚の同心たちが捕らえるところから始まるのですが、個人的に好きな要素=戦国時代をまだ引きずった江戸初期の設定・捕り物・忍者もの・SFが揃っていました。
今は紙版は絶版状態のようですが、電子ブックで購入可能なようです。(電子文庫パブリのページで検索をかけると出てきます。)
この歴女・歴士ブームの時代なのでそういう人でSFもOKは方にはとても面白いと思います。

2009.10.18

やっぱり短編の方がいいと思います ~宮部みゆき~

我らが隣人の犯罪
宮部みゆき
文春文庫
ISBN:9784167549015
ものすごい倍率の中、やっと手に入れたマンション。
でも、お隣の犬のほえ声が尋常ではなく、中学生の「僕」をはじめ病気がちな妹と企業戦士と化している両親の我慢が限界に近づいてきた時、ちょっとひょうきんな叔父のアイデアで、お隣の犬を”誘拐”して、もっといい飼い主に買ってもらおうと計画して…というのが1本目のストーリーです。
前から思っていたのですが、やっぱり宮部みゆき氏は長編より短編の方が読みやすいです。 短編だと、星新一のような鋭い切れ味で小気味のいい読後感があります。

また時代物は基本的に短編なので読みやすいのはもちろんですが、現代物の長編は読み返そうという気持ちになりにくいのが本音です。
唯一読み返したのは『パーフェクト・ブルー』
これは犬が出てきたせいかもしれません。
続編も出てきているし。

模倣犯など長編も読みましたが、やっぱり短編の方が「オチ」が効いていていいなぁ…と思います。
そういう意味でお勧めの一冊です。

2009.10.16

ノスタルジックなハードボイルド編かと… ~ザ・ジョーカー~

ザ・ジョーカー
大沢在昌
講談社 文庫
ISBN:9784062751780
殺し以外は何でも請け負うという、コードネームジョーカーが主人公のハードボイルド小説。
ジョーカーが『つなぎ』に使っているバーの雰囲気と併せて、ハードボイルドの典型なストーリー展開です。 2005年が初版のようなので、書かれたのはその数年前ですから、6~7年前の執筆だと思います。
ちょうど昭和40年代のテレビドラマ、キーハンターとかあのあたりのイメージと重なるものです。
もう、こういうストーリーを純粋に楽しめる年齢ではなくなったんでしょうか(苦笑)
今時、こういう展開はありえないよなぁ…と思うところがあって感情移入が今一歩でしたcoldsweats01
情報戦となっている今日では経歴の一部がわかると、各国の諜報機関レベルなら普通の人間の素性は丸裸にされると思うんですよね。
もちろん国家レベルの理由でその人物の経歴を抹消したというなら話は別ですが、傭兵になっていたという過去がわかっている時点で本名など全部調べられていると思うのです。
現に、アンダーグラウンドなネット情報で素人さん+αがつなぎのバーにたどり着ける設定になっていますし。
あと個人的には「さらば愛しき人よ」を髣髴とさせる要素がちりばめられているのに、設定が「今」なのでそのギャップもちょっと辛いかなぁ…coldsweats01

とは言いながらノスタルジックな雰囲気はとてもいいので、そういうハードボイルドがお好みの方にはぴったりだと思います。

2009.10.13

うーむ、『読む』のではなく『観る』べきだったか…orz~TRICKシリーズ~

トリックthe novel
蒔田光治 /林誠人
角川文庫
ISBN:9784043623013
テレビ放送された脚本を基にした、いわゆるノベライズ版のようです。
仲間美由紀扮する天才マジシャンだった父と書道の先生を母に持つ全く売れないマジシャンと阿部寛が演じる大学教授・上田の二人に、ズラ刑事の矢部とその部下が絡みながら展開していく、心霊現象・占いなどによる殺人事件を解明していく筋書きです。
シリーズの全てがドラマもしくは映画のノベライズのようで、キャラ設定がそもそも自分的には合っていないなぁ…と思っていたら、どんどん各人の設定がキワモノっぽくなっていってたので、なおさら駄目でしたorzM
映像にほぼ忠実に文字にしているような感じで小説独特の、主人公など登場人物の思考や言動の掘り下げがあまり感じられませんでした。
視覚的な想像はしやすい文章でしたが、それ以上のものを小説には期待しているせいでしょうか。
今時の文庫版なので文字は大きくて行間も空いていて一見読みやすそうなのですが、1時間も経つとだんだん読むのが辛くなっていきました。
劇場版の二作目はまだですが、新作スペシャルまでで挫折しそうですsweat01sweat01
やはりこのシリーズは、本で楽しむより目で楽しんだほうがよかったかもしれません…

2009.03.14

久しぶりの本:黒の調査ファイル & 緑の調査ファイル ~ST警視庁科学特捜班~

久しぶりの本の紹介。


黒と緑の特殊体質(というか得意技というか)に頼っているのが御都合主義のような気もしますが、さっくり読めるシリーズです。




黒の調査ファイル ST警視庁科学特捜班
今野敏
講談社
ISBN:9784062757331
請求詐欺にあった主人公が詐欺をした奴らに一矢報いようと、俳優仲間と計画するが、相手が中国マフィアと関連があるとわかり計画を練り直し…

という話で、現実には難しい計画ですが、すかっと胸がすく結末になっているので、もやもやしているものがあって、すっきりしたい方は読んでみるといいかもです。

緑の調査ファイル ST警視庁科学特捜班
今野敏
講談社
ISBN:9784062756457
外国から有名バイオリニストがコンサートのため所有しているストラディバリウスと一緒に帰国。 最終調整の練習の再にそのストラディバリウスがこつぜんと消えて… という話の展開なので緑が出てくるのも納得の展開です。 筆者はもともと音楽関係の仕事もしていたらしいです。 クラシックが好きな方は推理小説でも楽しいかも。

2009.01.12

バルト海の復讐 田中芳樹

田中芳樹の活劇風小説。 ジュブナイル的な要素で軽く読めました。 評価:★★★ 3/5点
ちょっと物足りなさを感じるのはいたしかたない? 銀英伝や昔のアルスラーンと比べると無理があるんでしょうね。 ライトノベルで、路線としては来夢系かも。


2008.12.13

うそうそ 畠山恵

そして今日は続きを待っていた本の紹介です。




楽しみにしていた「若だんなシリーズ」です。
だんだんとゲストが大物になってきています(笑)
今回は若だんなが湯治のために箱根まで行くことが決まるところから始まりますが、道中から一筋縄でいかないところが若だんなシリーズです。
ちゃっかり鳴家もお供についていくし、新しいお供も登場して、ますますにぎやかになる『付喪神軍団』です。

このシリーズのいいところは、若だんながあまりにもひ弱だけど気持ちがしっかりしている、兄やたちはものすごく優秀なんだけれど若だんなには大甘とか、キャラクターが一方的なヒーローにならないようになっているところです。
しかもちょっとくすっとさせられるものがあるので、安心して読めます。
江戸の庶民物というところも気に入っています(^^)

2008.09.10

検屍官スカーペッタシリーズ

久しぶりに本の紹介。
以前から読んでみようと思っていて、なかなか手がつかずにいたシリーズです。

検屍官シリーズということで、検死の描写や被害者の状況が解剖学的見地から説明されているので、その状況が想像できる人にとってはかなりスプラッタな文章ですが、幸いそこまで想像できない自分にとっては、専門用語で巧みにストーリを展開していくその手際に感心しながら読んでいます。
シリーズ後半は前作の影を引きずる形を取るものが多く、それにつれて良くも悪くもアメリカ的なダイナミックな展開になってきています。
また、犯罪を扱うだけに、アメリカ社会が抱えている人種や性差別なども含めた様々な社会問題も浮き彫りになっていまし、主人公のスカーペッタが着実に年齢を重ねていくのもリアル感を出しています。
読み進めていくうちに、日本の推理小説のように、刑事なら刑事、旅館の女将なら旅館の女将をまっとうしつつ事件を解決していくという、水戸黄門やフーテンの寅さんをこよなく愛する国民性とはかなり違うなぁ…と思いました(^^;)
p.s.記事の中の写真は楽天のシリーズの後半のものです。アマゾンの商品のタグを入れたらなぜかお天気予報にバケてしまったため、シリーズ最初の「検屍官」の写真が載せられませんでしたorz
登録前の事前確認のところではちゃんと出てくるんですが、ほんちゃんにアップすると本の紹介部分がなぜかお天気予報に替わっています。
iframeタグが悪さしてるんでしょうかね?

2008.04.27

ゆめつげ 畠中恵

あいかわらず、超常能力を持つ主人公をヒーローではなく身近に描いて、それでいて面白い展開にする筆力は凄いです。 今回は小さな神社の神主の跡継ぎが当たらない夢告ができることがきっかけで、幕末の揺れる世相に巻き込まれていく話ですが、弟君の信行くんや大神社の神主の彰彦さんが、しゃばけの兄やたちのように、能力はあるんだけれど頼りない主人公の脇をぴりりと締めているので、主人公の言動につい『くすっ』っと笑ってしまいます。

幕末と言えば、だいたいは新撰組がダイナミックで主になりがちですし、そうでなければサイコホラー系に行きがちですが、この「ゆめつげ」みたいにSFちっくだけど、庶民感覚で描かれているのは読みやすいです。
個人的には幕末はあまり好きではない時代なのですが安心して読めました(^^)

2008.04.17

御宿かわせみ 33 小判商人

久しぶりの文庫版 御宿かわせみです。 雑誌の方は第二シーズンとも言える子供たちの世代に話が移っているだけに、東吾や源三郎がいる世界をひさしぶにに楽しみました。

江戸情緒たっぷりの情景が、本当にかわせみの世界に住んでいるかのように思えます。
今の東京を知っているだけに、ああ、あのあたりは昔はこうだったんだと思えたりできる一冊です。
最初の頃は東吾とるいの、しのび恋が中心で若い頃に読むとかなり切ない思いに共感できるんじゃないかと思います。


それが、巻が進むにつれ、東吾の立場も変わりるいとの間が晴れて認められて子供にも恵まれた頃から、江戸時代の人情と義理や建前の世界の綾が織り出されてきて、江戸の町が読み進むうちに自然に自分の中に描き出されるのには、本当に作者の力量のすごさを感じます。
今回は特に親子の情にからむ話がいい味をだしていました。

第二シーズンは本当はもっと前に書きたかった東吾やるいの小さい頃を子供たちに託したのかな、と思ったりしますが、時代が移っているのでやっぱり新しい舞台で書きたかったのかな、と思ったりします。

#それにしてもAmazonは表紙のアップが遅いです(--;)

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